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【百万遍】なぜ東大路通と今出川通の交差点を百万遍と呼ぶのか | ジオフィック

【百万遍】なぜ東大路通と今出川通の交差点を百万遍と呼ぶのか

京都市左京区にある「百万遍」交差点

ここは東大路通と今出川通の交差点となる場所になるが、なぜ「百万遍」と呼ぶのだろうか

京都の交差点の名前は、大半は東西と南北の通りの名前を取って付けることが多い

例えば、四条通と河原町通の交差点は「四条烏丸」

烏丸通と御池通の交差点は「烏丸御池」

五条通と大宮通の交差点は「五条大宮」となっている

では何故、東大路通と今出川通の交差点は「百万遍」なのか

東大路通と今出川通の交差点が「百万遍」と呼ばれる理由は、主にその場所に位置する浄土宗の大本山である知恩寺(通称:百万遍知恩寺)に由来します

この寺院の名前が「百万遍」であることから、周辺の地名や交差点名にもその名称が使われるようになりました

知恩寺が「百万遍」と呼ばれるようになった背景には、1331年に疫病が大流行した際、知恩寺の8世・空円上人が7日間で百万遍の念仏を唱えたところ、疫病が鎮まったという伝説があります

この功績により、後醍醐天皇から「百万遍」という号を賜ったとされています

この故事が、地域名や交差点名に影響を与え、「百万遍」という名前が定着しました

したがって、東大路通と今出川通の交差点が「百万遍」と呼ばれるのは、歴史的な出来事とその地に位置する知恩寺の通称に由来しています

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